暑いのも寒いのも苦手だけど、寒いほうがまだマシ。だから札幌の寒さに耐えている。

2022年11月中旬現在、札幌が寒い。

昨日11月16日は最高気温6℃、最低気温-1℃。東京で言うところの真冬に等しい。天気予報によると、その後も同等の気温が続く。

2022年11月中旬の札幌の気温

11月の札幌は人生初体験なので、体感をもって例年との比較をすることはできないけど、過去の札幌の11月をざっと調べてみる限り、11月中旬時点の気温としては例年より若干寒いほうにも思える(日によって差が大きいので一概には言えないけど)。

11月の中旬時点で、東京の真冬並みに寒い札幌はつらい。でも耐えている。

結局はトレードオフなんだ。何と何とのトレードオフかというと、「夏の暑さを和らげる」と「冬の寒さが厳しくなる」。この両者をトレードした結果、僕は今札幌に住んでいる。暑さを和らげる利便性を享受する代わりに、厳しい寒さに耐える試練を与えられている。

 

僕は真夏の暑さが大の苦手で、それと比較すると真冬の寒さはまだマシに感じる人間だ。とはいえ、決して寒いのが好きなわけでもなく、得意なわけでもない。「真夏に比べたらまだマシ」なだけ。世間一般の水準と比べたらむしろ寒がりかもしれない。

「どれだけ早く手袋とマフラーを付けて外出するか選手権」があれば、相当な上位に食い込める自信がある。毎年寒くなってくると、ざっと街を見渡す限り僕だけが手袋とマフラーを付けているみたいな状態になる。

暑いのにも寒いのにも適応できてないんだよな。肉体が。生物学的には、一応は何十万年も前から地球上に存在するホモ・サピエンスであるはずなのに、なぜか僕の肉体は地球環境に適応できていない。

夏は汗だくになり、冬はこれでもかと厚着をしないと寒くて震える。技術のない過去に生まれていたら、熱中症で死んでいたか、あるいは凍死してたと思う。

実は僕ってホモ・サピエンスではなくて、気候に適応できず約10万年前に絶滅したらしいエセ・サピエンスの生き残りなのかもしれない。

そう考えると、自らの地球環境への適応できてなさも頷ける。野菜もほぼ全て嫌いだし、コミュ障だし。

「エセ・サピエンス? そんなのいたの? 嘘でしょ?」と思った人は、騙されたと思ってgoogleで検索してみるといい。嘘だとわかるから。

 

東京の真夏は本当にしんどかった。真夏の東京で外に出て、5分も歩けば汗だくになる。

会社員時代の東京・真夏の出勤は、それはもう苦行だった。よく耐えられたなと思う……いや、耐えられてないのか。会社を辞めて札幌へ移住もしたのだから。

朝早く起きて、身支度を整えてスーツも着て出勤し、自席に到着した頃には汗だく。スーツが汗でびちょびちょ。そんな不快な日々を5日続ける。無理だった。

一方で、札幌の真夏はだいぶ楽だった。

過去の気温と比較すると、今年(2022年)の札幌の夏は2021年と比べるとだいぶ気温が低かったようで、それも手伝っているとは思うけど、とにかく楽だった。エアコンを使わず小型扇風機だけで十分に過ごせた。

何日か暑くてエアコンが欲しくなる日もあったけど、電気代を払ってまで必要ないやと思える程度。東京圏に住んでた頃は、6月から9月の期間は、家にいる時間はエアコン常時ON。24度設定。暑いのがつらすぎて、電気代の節約を考えられなくなる。

ちなみに僕は相当ケチで、真冬の札幌ですらストーブをほぼ使わない(屋内で、雪山にでも登ってるかのような厚着をしている)。そんな屋内雪山ケチ野郎ですら、真夏の東京ではエアコンをガンガン付ける。これこそまさに、暑いのよりは寒いほうがマシな証拠だろう。

 

というか、寒ければ着こめばいい。実質的には際限なく厚着をすることができる。厚着しまくれば、真冬でも体だけはポカポカに温まることができる。

しかし暑い場合は無理だ。服装で調整するには限度がある。パンツ一丁で過ごしたり、風呂上がりはしばらく全裸で過ごしたりもするけれど、それでも暑くて汗が噴き出してくる。エアコンの送風口の目の前に立ち、冷たい風を全裸の全身に浴びて冷やしている。

 

価値観的には、僕って日本より東南アジアあたりが合ってるのかもと思ったりしている。日本人よりタイ人寄りな人間性な気もする。色々と雑でてきとうで労働意欲なんかないし、同調圧力が大嫌いだし、コンビニは昼12時から夕方16時までの営業でいいと思ってるし、店員は超不愛想でいい。買い物しようと思ったら店員がサボってて買えなかったみたいなことがあっても、「まあそんな日があってもいいか。人間だもの」で流せる自信がある。

「いらっしゃいませ」とかいらない。ガムでも噛みながら、店員同士でおしゃべりでもしながら、面倒くさそうに客なんて処理してくれれば十分。日本はサービスが過剰すぎて、提供側がしんどいのは当然として、受け手側ですら必要以上に気遣いされて逆にしんどい。

タイへの風評被害は以上として、とにかく、東南アジアに住んでみたい気持ちもある。過去に色々と調べたこともある。

でも無理だ。暑すぎて無理。東京程度の暑さで音を上げてる軟弱な男がタイに行ったら、きっと溶けてなくなると思う。

 

ということで、僕は暑さとのトレードオフで今こうして札幌の寒さに耐えている。厚着をしながらこの文章を書いてきた。おわり。