2021年の12月末に、埼玉県某所から北海道札幌市へ移住しました。
それまでは、23区内が通勤圏の東京・神奈川・埼玉を転々としながら36歳まで生きてました(ごく短期間だけ名古屋に住んだこともあります)。
そして現在は2022年12月の中旬。札幌に移住してほぼ1年が経過しました。まあ厳密に言うと1年経過まで2週間ほど足りませんが、実質的にはもう「札幌に1年間住んだ」と呼んでもいい状況です。
このタイミングで、札幌生活に対する感想を語ります。
普段このブログではエッセイ的な日記を書き連ねているばかりですが、今回は真面目に「札幌移住を検討している人」に向けて自分の体験を提供します。
「札幌に住むと、一般的にはこんな便利な点や不便な点があります」という一般論ではなく、「僕はこう感じました」という一個人の体験を書きます。ググってみたところ、一般論は既に多くの人が発信していたので。
具体的には、以下の各観点に対して「生活していてプラスに感じたこと(便利、楽しい、好きなど)」と「マイナスに感じたこと(不便、辛い、苦手など)」を書いていきます。
- 衣、食、住(住居の機能、街の機能)
- 気候
- 生活費
- 仕事
衣
プラス
特になし
いきなり「特になし」とか書いてすみません。ただ「衣」の観点では、札幌に住んでいて「便利だなあ」みたいな感想はありません。
自分の感想を網羅的に洗い出したいので、何か衣服の観点でプラスの感想はないか頭の中を探し回りましたが、見つかりませんでした。
マイナス
雪に対応できる装備が必要
札幌は雪国なので、生活する上で雪に対応できる装備が必須です。
僕は札幌で生活するために以下を購入しました。
- フードが付いてて濡れても大丈夫なダウンジャケット(1万円)
- 防水のダウンブーツ(1.5万円)
- 雪でも滑りにくいスニーカー(0.5万円)
合計3万円。
雪道対応のスニーカーは必須ではなかったもの(ダウンブーツで代用できるので)、近くのコンビニまで行くだけなのに毎回ダウンブーツを履くのも面倒なので購入しました。
いずれも消耗品なので、数年に1回は買い替えが必要にもなって出費が増えます。
それに物が増えるのも少し嫌です。クローゼットや靴入れがごちゃつきます。
食
プラス
スーパーの食材が美味しい
札幌のスーパーは北海道産の食材で溢れてます。
北海道ならではの特殊なスーパーではなく、イオンや西友など一般的なスーパーでもそうです。
北海道産の肉、魚、野菜はもちろんのこと、ラーメン、蕎麦、お菓子、酒、調味料などでも、北海道限定商品がたくさん売られてます。
そしてそういう商品は美味しいものばかり。スーパーでの買い物が楽しいです。
北海道的な食材がたくさん売られているスーパーがある(北海市場)
上述の通り、一般的なスーパーにも北海道産の食材はたくさん売られています。
その上で、より北海道産食材に特化したスーパーもあります。
僕は以下の「北海市場」というお店を何度か利用しています。
このスーパーは値段はけっこう高いものの、とにかく北海道産の食材が充実しています。少しお金を掛けてでも、北海道ならではの美味しい食材を使って自炊したい際に利用しています。
安いスーパーがある(ザ・ビッグ)
一方で、安さを売りにしたスーパーもちゃんとあります。
よく行くのは「ザ・ビッグ」というスーパーです。
このスーパーはイオン系列で北海道以外にもあるらしいですが、札幌にも複数店舗あります。
安く買い物したいときによく利用しています。
外食が美味くて充実している
外食に関しては、もはや僕が語る必要もないかもしれません。札幌の外食の美味しさはあまりにも有名なので。
でも一応触れておきます。
寿司、ジンギスカン、蟹、ラーメン等を食べて、いずれも美味すぎました。
僕はケチなので外食はたまにしかしませんが、それでも外食の美味しさは魅力的に感じてます。
居酒屋も、北海道を中心に展開しているチェーン店をいくつか行って、どこも美味しかったです。
特に「炎(えん)」という店が、酒も食事も安くて美味しかったです。
炭火居酒屋 炎|あふれる肉汁、絶妙な食感、絶品生つくねをお楽しみ下さい。
飲み放題が安い店も多いです。1時間500円とか2時間1000円みたいな看板をよく見かけます。
マイナス
特になし
札幌の食事情に対してはマイナスの感想が何もありません。
札幌にも沖縄料理、九州料理、フレンチ、イタリアンなどありますし。本州にしかない店のファンでもない限り、不便を感じることはないと思います。
住(家の観点+街の観点)
プラス
二重窓が防寒、防音に効果的
札幌の賃貸は二重窓になってる物件が多いです。僕も二重窓の物件に住んでます。
この二重窓がとても良いです。外からの冷気を防ぐのにかなり効果を発揮してくれます。試しに内側の窓を開けてみると、体感できるレベルで室温が下がります。
あと、防寒のみではなく防音効果もあります。
雪道を車が走るとそれなりの音が発生するので、窓1枚だけだと音が部屋の中にそこそこ入り込んできます。でも2枚にしたら気にならないレベルまで遮音されます。
東京の賃貸も二重窓にしてほしいとすら思ってます。東京周辺の賃貸に10部屋は住んだ経験があり、どこも冬は窓からの冷気が辛かったです。
部屋に入ってくる虫が少ない
虫が少ないのもすごく良いです。
7,8,9月は家の中でたまに蚊と遭遇したものの、その頻度は東京圏と比べて体感で1/3ぐらい。それ以外の月は蚊含め虫を家の中で見た記憶がありません。
それに何と言っても、Gです。Gと遭遇する恐怖と無縁になれたのが、心の平穏を保つ上でとても大きいです。
東京圏に住んでたころは、家中の隙間をテープやネットで完全に埋めてました。それをしても、数年に1匹のペースで小さいのが家の中に出現したりもして、それが嫌で嫌で仕方なかったです。
札幌は「Gを見たことがありません」みたいな人ばかりらしいから、そもそもGの生息数が本州と比べて相当に少ないのだと思います。
聞くところによると、繁華街に近い場所や飲食店と同居した物件だと札幌でもGが出るらしいです。でも言い換えると、それ以外の物件なら出ないということです。
街が整っていて分かりやすいし、綺麗
碁盤の目に整理されているので道がわかりやすくて便利です。
「北5西18」みたいな住所だけ覚えれば、Googleマップを見なくても迷わず目的地にたどり着けます。
あと、整っているので景観も綺麗です。東西南北それぞれに真っすぐ道が伸びている景観を見ていると、開放的な気分になれます。
大きな公園が街中にあり、手軽に自然を楽しめる
街中に自然豊かな公園も複数あります。
すすきののような日本有数の大繁華街から歩いて10分の距離に、中島公園という大きな公園があります。
市の西側には円山公園もあります。
その他にも、小さな公園は街の至るところにあります。
中心地で何でも揃う
札幌駅、大通、すすきの辺りに行けば何でも揃っているのもとても便利です。いわゆるコンパクトシティ。
大きな本屋、大きなデパート、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、大量の飲食店などなど。本当に何でもあります。
商業施設に用がある際は、とりあえず大通周辺に行けば全ての用事が事足ります。用件ごとに複数の駅に移動する必要がありません。
屋根の付いてる狸小路商店街もあるので、天気に関係なく買い物できます。
地下街が便利
札幌駅、大通駅、すすきの駅の範囲は地下街で繋がっており、これがとても便利です。
信号がないので移動が速くなります。それに冬は雪と寒さの影響も受けません。
ただ冬の場合、厚着をしてるため地下街を歩いてると汗をかいてくるので、暑くなってきたらあえて雪の積もる氷点下の外を歩いたりもしてます。
地下鉄が便利
地下鉄が3路線も市内を走ってます。
東西に伸びる東西線。南北に伸びる南北線。同じく南北に伸びつつ南北線とは異なる領域をカバーしている東豊線(とうほうせん)。
地下鉄さえあればだいたいの移動はカバーできます。
僕は基本的には徒歩で移動してますが、雪が大量に積もっていたり、買い物帰りで荷物が重いときは地下鉄を利用してます。
路面電車もけっこう便利
札幌市の南西方面をぐるりと一周走る路面電車もあり、それも地味に便利です。
地下鉄の駅からだと遠い場所へ行く際に便利です。
上述の北海市場へ行き、どっさりと買い物をした帰り等に利用してます。
マイナス
水抜きが面倒くさい
札幌は1日中氷点下の日が多いので、水道管の中に残った水が凍結するリスクがあるらしいです。
もし凍結した場合、もちろん水が出なくなります。
それだけではなく、水道管が破裂する可能性すらあるらしいです。やばすぎます。水より氷のほうが体積が増えるからだと思います。小学生の理科で習いました。
物件にもよるものの、一般的には-4℃を下回ると凍結する可能性があるとのこと。-4℃を下回る日なんて冬なら日常茶飯事です。
凍結を防ぐためには、水道管の中に残った水を全て抜く作業が必要になります。そしてこの作業が超面倒くさいです。
作業の所要時間はせいぜい5分ほどですけど、家の中および外の蛇口やらをあちこち操作しないといけないです(物件による)。
しかも水抜き作業をしたら、今度は水道の開栓作業をしないと水が出ません。開栓作業は水抜き作業の逆をやっていきます。
本当に-4℃を下回ったら凍結するのか実験してみた結果、僕の住んでる物件では終日-4℃を下回っても凍結しませんでした。
でも寝ている間の深夜に-10℃を下回る日もあり、そんな日は怖いので寝る前に水抜き作業をしてます。水道管が破裂したら大変なことになってしまうので。
カラスが多くて怖い
札幌はカラスが多いです。
今まで東京、埼玉、神奈川のあちこちや名古屋に住んだ経験がありますが、それらの場所と比較して明らかにカラスが多いです。
カラスがいたら、なるべく近くを通らないようにしています。
なぜかというと、札幌の歩道を歩いている際、僕の5mほど前をごく普通に歩いてる青年が、なぜかカラスに頭を突かれているのを目撃したからです。けっこう痛そうにしてました。
青年が突かれてた理由がわからないので対策しようもなく、一層カラスが苦手になりました。もし自分が突かれたらトラウマになると思います。なのでなるべくカラスは避けてます。
気候
プラス
夏が涼しい
「札幌の夏も最近は暑い」という声はよく耳にします。でも東京と比べたら全然涼しかったです。
東京の真夏と同等の暑さを感じる場面は一瞬も無かったです。というか東京の真夏がヤバすぎます。人間が適応できる範囲を超えてます。
感覚的には東京の真夏×0.8の暑さがピークで、それも日中の短時間だけ。朝や夜は暑いというより涼しい日が多かったです。
僕は暑いのがかなり苦手で、東京圏に住んでた頃は夏が大嫌いでした。そんな人間なので、夏が涼しいのは生活する上でとても楽です。
とはいえ、僕はまだ札幌の夏は2022年の一度しか経験してません。なので、あくまでその一夏しか根拠はないので、その前提での話として受け取ってください。
雪が綺麗だし楽しい
子供みたいな感想ですみません。でも本音です。雪に覆われた街並みは綺麗で好きです。
それに、雪は楽しいです。手で触るとサラサラしていて気持ちいい。歩くときのサクサクした感触や、雪を踏みしめる音も気持ちいい。
雪道を歩いてると没頭できるのも良いです。一歩一歩に集中しないと怖くて歩けないので、歩くことそれだけに没頭できて、良い気分転換になります。何かに没頭することは、それ自体が心を落ち着かせる効果があります。
そういう理由があるので、僕はむしろ雪の時期こそ外を歩き回ってます。
とはいえ、雪に対して「楽しいです、綺麗です、おわり」とはいきません。五歳児じゃないのだから。
さすがに生活に対する利便性という観点での影響は大きいです。それらは次に書きます。
マイナス
雪が超大変
雪に対する感想は、綺麗、楽しいみたいな感情面ではプラスな一方で、生活における利便性を見るとどうしてもマイナスの感想になります。
雪道を歩くのは没頭できて良いと上で書きました。それは歩くこと自体がレジャーとして目的化してる場合の話です。どこかに用事があり移動手段として歩く場合には、やっぱり雪は大変です。
2022年12月中旬現在、既に雪が降ってます。歩道はスケートみたいにツルツルな道か、あるいはスニーカーだと靴が埋まるぐらい積もってる場所が多いです。
雪がない状況と比較して、歩きにくさは相当なものです。
一軒家だと雪かきをする必要もあるのだろうし、自転車移動もできません。いかに雪が生活する上で大変か、よく理解できました。
ちなみに、僕が初めて経験した札幌の冬は2021年12月、2022年1月2月で、その冬は札幌の中でも記録的な大雪だったらしいです。
そのときの冬では、車道は1車線が除雪された雪で埋まっていて渋滞しまくり。事故ってる車も頻繁に目撃しました。あと、事故ってはいないものの雪にタイヤを取られて動けなくなってる車もたくさん見ました。
JRも何度か運休していました。
歩道には高さ50cmを超えるような雪山もできていて、滑るハイキング状態な道も多かったです。お年寄りや小さな子供には徒歩移動がもはや困難な状況でした。
それは記録的な大雪の場合の話ではあります。ただ、そういうシーズンもありえる土地であることは事実です。
冬が寒い
雪は置いといたとしても、冬の寒さ自体も「便利か不便か」と言えば、やっぱり不便ではあります。
最低気温が-10℃以下の日も何度か経験しました。そんなに寒い気温を今までの人生で経験したことがなくて、超寒かったです。手袋を付けていても手が寒さで痛くなります。
とはいえ、雪に比べたら生活に与える影響は全然小さいです。
移住した直後の頃は寒さに驚いて震えていたものの、もう慣れました。厚着をしてマフラーも巻いて外出すれば、歩いてる間に体が暖まります。
それに、部屋の中は二重窓の効果もあり、東京と比べて外ほどの気温差はないです。外は10℃以上差がある日でも、部屋の中は3℃差ぐらいです(物件の造りや立地による)。
生活費
プラス
家賃が安い
札幌はとにかく家賃が安いです。札幌駅・大通・すすきの等の中心地まで徒歩で行ける範囲の鉄筋マンションで3万円台の物件がたくさんあります。
僕がここで細かく札幌の家賃事情を語るよりも、気になる人は実際に賃貸サイトで検索してみてもらえればと思います。
夏の冷房代が安い
夏の冷房代が浮くのも生活費の節約に効きます。
僕は2022年の夏は小型扇風機だけで過ごせました。電気代は月100円ぐらいではないかと思います。消費電力10Wぐらいの小さな扇風機を、風呂上がりや特に暑い日にスポット的に稼働させたぐらいです。
東京圏に住んでた頃は、家にいるときは常時エアコンを稼働させないと生活できなかったので、エアコンの電気代だけで数千円は掛かっていたはず。
マイナス
国民健康保険料が高い
全国的に見て、札幌は国民健康保険料が高いです。
僕が移住前に住んでいた埼玉県川越市は安い地域だったので、特に差が大きいです。
※地域別の国保料は以下サイトで計算できます。ただし、誰がどう運用しているサイトなのか把握してないので正確さは保証できません。
国民健康保険計算機|全国の市区町村の国民健康保険料を自動計算できる
とはいえ、会社員の人は国保には加入しないので影響ありません。
また、会社を辞めてから移住する人の場合も、会社の健康保険を任意継続すれば影響ありません。ただ、退職後の任意継続と札幌の国保でどちらが高いかはケースバイケースです。会社側負担分も自分で支払う必要がありますし、その他にも任意継続にはデメリットもあります。ただ本題ではないので書きません。
僕の場合は会社の保険を継続したほうが初年度は保険料が安かったものの、諸々検討した結果、国保に加入しました。
その結果、約50万円の国保料を1年で支払う羽目になりました。移住前の川越だったら約40万円です。この差額は移住のための費用として割り切るしかなかったです。
帰省するのに金が掛かる
僕の実家は神奈川県なので、飛行機を使う必要があります。なのでどうしても、本州内での移動と比べると費用が掛かります。
LCCを使ってはいるものの、LCCだと羽田ではなく成田着なので、成田からの電車賃もけっこう高いです。そもそも札幌から新千歳も割と遠くて1000円は掛かります。
だいたい片道に1.5万円は掛かります。時期や時間帯で安い便を取れたら1万円以内に収まる場合もあるものの、毎回は無理です。
あと、時間も掛かります。LCCは1分でも遅れたらアウトなので相当早めに出発し、空港の中で長々と待ち、搭乗してから離陸までも待ち、成田に着いたら長い電車移動。札幌の家を出てから実家に到着するまで7時間は掛かります。
※冬の暖房代について
夏の冷房代が安くなるトレードオフとして、冬の暖房代は大半の人が高くなると思います。
プロパンガスのストーブなんかを普通に使ってしまったら、月2万円以上の暖房費は一人暮らしでも掛かってしまうと思います。夏の冷房代の節約ではカバーしきれません。
最低限、都市ガスあるいは灯油のストーブを使うか、エアコンを使うとかしたほうがいいです。
でも僕自身は、冬の札幌でもストーブもエアコンも使ってません。厚着をした上で電気毛布を使えばそれで事足ります。部屋の中で普通にポカポカしてます。
僕は一人暮らしだし、家にいるときはほぼずっと椅子に座って作業・勉強・読書・ゲームをしている生活です。なので、厚着をして、座ってる椅子に電気毛布を敷き、その上に座り、体の上に毛布を巻き付ければ、それ以外の暖房器具の必要性を感じません。
電気毛布の電気代は月500円ぐらい。
東京の冬もさすがに電気毛布がないと厳しいので、暖房代は札幌に移住しても変わってません。
とはいえこれは特殊な例であり、一般的には札幌に移住したら暖房代は上がると思うので、一応触れておきました。
仕事
プラス
必要十分なだけの求人がある
札幌は大都会なだけあって、求人はたくさんあります。正社員でもアルバイトでも。
さすがに東京23区と比べたら少ないですけど、必要十分な選択肢は揃っていると思えました。
僕は会社を辞めてから札幌に移住しました。札幌で会社員として再就職する気はないものの、一時期、気の迷いで正社員採用の就活をした経験があります(途中で辞退しました)。
また、現在は短期的にアルバイトをしています。
その実体験を通して、札幌にも求人は必要十分な量があることを知りました。
東京と変わらない給与の求人もたくさんある
現地の企業だけではなく、全国で事業を展開している企業の札幌拠点配属あるいはリモートワークの求人も色々あり、そういう求人だと給与面の条件は東京と同じものが大半でした。
実際に今のアルバイトはそういう仕事です。なので時給は東京基準です。
「札幌は給料が安い」「仕事がない」みたいな声を耳にしたことを何度もありますが、それはどういう仕事をするか次第です。個人的には全然関係ないです。
一応10年以上はサラリーマンとしてIT関係の仕事をしていたので、場所に関係なく仕事しやすいという前提はあります。
マイナス
特になし
上述した理由により、仕事に対するマイナス面の感想は持ってません。
ただ一般論としては、「東京に比べたら仕事が少なくて給料も安い」ということにはなると思います。
感想まとめ
色々な観点で色々なことを書きましたが、自分の中で特に大きな要素でざっくりまとめると、
- 今まで住んでた環境と違うので日々が新鮮で楽しい
- 街が綺麗で便利なのにも関わらず家賃が安いのが良い
- 雪は感情面では楽しいけど利便性の面では大変
- 帰省するのに時間と金が掛かるのも大変
という感じです。
で、総論としては、札幌生活を満喫してます。利便性云々よりも日々の楽しさが人生にとって重要だという価値観で生きてるので、雪が大変だろうと、帰省が大変だろうと、街の綺麗さを堪能しながら今までと異なる環境を日々楽しめてることが重要だからです。
以上、感想でした。
札幌移住検討者にとって、何かしら参考になる点があれば幸いです。
オマケ:「札幌移住はオススメですか?」に回答
「札幌移住はオススメですか?」という質問を何度かもらったことがあるので、実際に移住して1年住んでみた経験を踏まえて回答しますと、「人による」ですね。
札幌は良くも悪くも本州の都市と比べたら特徴的なので、それら特徴をどう評価するか次第です。つまり人によります。
……それだけだと身も蓋もないので、札幌移住検討者に向けてアドバイスをするとしたら、「雪のことや寒さのこと、仕事のことなどしっかり考えて決めるのがいいです」とは言います。
と言いつつ、僕自身はほぼノリで移住しましたが。よく考えたところで結局は実際に住んでみないとわからないと思えたし、雪や寒さが厳しいのは自明なのだから、少しでも若いうちに住んでみたほうがいいと判断したからです。
利便性を求めて移住したわけではなく、「札幌という地で一度でいいから生活してみたい。なぜなら楽しそうだから」というのが僕なので、自分自身はノリでした。
でもそのやり方を人にもアドバイスして本当に移住されてしまって後悔されても責任が取れないので、人には「良く考えたほうがいいです」という常識的な回答をします。
以上、質問への回答でした。