「PS5はオワコン」そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

PS5が順調

2023年3月18日現在、PS5が順調ですね。

以下はPS5の月間販売台数(日本国内)の推移です。

 

グラフを見たらわかるように、2022年12月から明確に販売台数が増えています。

2023年3月についてはまだ1週目しか集計結果が出ていないのですが、1週だけで、品薄の時期におけるひと月分に相当するほど売れてます。

これはPS5の需要が増えたというよりも、供給がようやく需要に追いついたというところですね。長いこと品薄の状況が続いていたものの、現在は文字通り普通に買える状況になってます。

試しに今ヨドバシカメラビックカメラの通販サイトでPS5を探してみたら、普通に在庫がありました。

実際の店舗でも、ヨドバシカメラやビックカメラはもちろん、ゲオ、ドン・キホーテ、ブックオフなどで普通に販売されていることを自分の目で確認してます。

 

また、それに伴いPS5ソフトも、週間ソフト販売ランキングに度々顔を出すようになってきてます。

最近だと、PS5版の『ホグワーツレガシー』が発売以来週販TOP10に4週連続で残っており、現時点の累計で13万9,535本も売れてるようです。

以下の8位にあります。

ファミ通.comより。集計期間:2023年2月27日~2023年3月5日

これはパッケージ版だけの数字なので、DL版も合わせると更に数字は上がります。正確な数字はわかりませんが、少なくとも20万は超えてそうです。

ちなみに僕もPS5でホグワーツレガシーを遊びました。PS4とは明確に世代が1つ進んだゲーム体験を味わえました。

あと、PS4版とPS5版が同時に発売された場合、PS5版のほうが売れる状況にもなってきました。

今回のランキングだと『Wo Long: Fallen Dynasty』が、PS5版は初登場2位で30,132本、PS4版は4位で17,699本になってます。

また、7位にあるswitch版『オクトパストラベラーⅡ』はPS4とPS5でも発売されており、共に10位には入ってませんが、以下のような状況になってます。

18位にPS5版、25位にPS4版となってます。

どちらも売り上げ自体はやや寂しいものの、まあSwitch版が売れてますから。

ここで注目したいのは数字自体ではなくて、PS4版の倍近くPS5版のほうが売れている、という点です。

PS4からのバトンタッチがいよいよ進んできてますね。

 

という状況になっており、つまり現状を端的に表現しますと「PS5世代がようやく始まった」と言ったところです。

 

少し前までPS5はオワコンだと思ってた

ところで、白状します。

昨年11月頃まで、僕はPS5のことを「もうオワコンだ。PSの歴史は5で終わってしまうのだろう」と思ってました。

そう思っていた理由は大別すると以下3つです。

理由①:そもそも買えない

  • 発売2年も経つのにまだ買えない。
  • いつ買えるようになるのかも不明。

理由②:PCにとって代わられそう

  • SteamのようなPCのゲームプラットフォームが発展してきて、今までは家庭用ゲーム機がないと遊べなかったようなタイトルの多くがPCでも遊べるようになってきた。
  • SIEがファーストパーティーソフトのPC版を発売しはじめた。
  • PS5がグダグダと品薄状態を続けてる間にもPCは進化していき、PS5とのスペック差が拡がっていく。

理由③:SIEに対する不信感

  • 品薄状況が続いている中での、発売2年弱後に5,500円の値上げ。世の中の情勢を踏まえれば理解はできるけど、正直な気持ちを言うとムカつく。「まだ欲しくても買えてないんだよ俺は! SIEいい加減にしろ!」という思い。
  • なんでもっとしっかり転売対策をしないんだという思い。

 

これら理由のもと、僕は「PS5はもうオワコンだ」と思ってました。

PS5がオワコン化するということは、少なくとも日本においては、ハイエンドな家庭用ゲーム機市場そのものが消失することに等しいです。

だからもう、任天堂のハードでは遊べないグラフィックのゲームをやりたい人はPCでやるのが当たり前な時代になり、PS6はそもそも発売すらされず、PlayStationの歴史はPS5で幕を閉じる可能性が大いにあるなと思ってました。

多感な頃にPS1でゲームの進化をリアルタイムに体感した僕としては、寂しく感じてました。まだまだPlayStationには頑張ってほしかったのに。寂しいなあ……。

なんて寂しがりながらも、一方で「もうPS5のことは忘れて、今後はPCとSwitchでゲームしよう」と考えて、実際にSteamで色々とゲームを買うようになりました。

それまでも何年か前からSteamでレトロゲームとかノベルゲームみたいな、PCのスペックを必要としないソフトは遊んでました。でもPS5をオワコン認定してからは、8万円のグラボを買ってリッチなグラフィックを楽しめるゲームも買うようになりました。

 

PS5はオワコンではなかった

でも、その後僕は手のひらを返しました。

やっぱりPS5はオワコンではないという認識に改めました。

その理由は2つあります。

1つめは、冒頭に書いたようにPS5はその後品薄が解消され、ハードもソフトも好調だからです。

2つめは、実際に自分でもPS5を買ってほぼ毎日のように使っている中で、すごく良いハードだと感じるからです。

ハードの売上に関しては、今まで品薄が続いていた反動で今は特に売れているという面はあるだろうから、今の販売ペースはそのうち落ちてくるはず。

でも、「ハイエンドなゲームを手軽に遊べる家庭用ゲーム機」な立ち位置をPS4からしっかり受け継げると思ってます。今後また長い期間の供給不足に陥ることさえなければ、ですけど。

ちなみに、PS5購入から3か月が経過した現時点の感想は以下記事に書いてますので、興味あれば併せてお読みください。

 

また、「PS5はPCにとって代わられそう」という考えを上述しましたが、実際にPS5とPCの両方を使ってゲームをした結果、その考えは変わりました。

品薄による機会損失、イメージ悪化、不信感が先行している間にPCに乗り換えてもうPSには戻ってこない層も一定数はいるでしょうけど、PS市場がオワコン化するほどの影響はないと考えてます。

その考えの客観的な根拠はありません。自分が「ハイエンドなゲームはPCでやろう」と思ったけどやっぱりPS5に戻ってきてるので、そのときに感じた主観だけを根拠に言っております。

買えないPS5の代わりにPCに乗り換えてみたけどやっぱりPS5に戻ってきた理由を語り出すと長くなるので、それは別の記事に書きます。

超要約して一言で言うと、「ゲーム機としては、PCよりPS5のほうが自分の場合は様々な面で使いやすくていい」といった感想です。

もちろんPCにはPS5にないメリットが沢山あるので、PCでゲームをするほうが好きな人もたくさんいるのは間違いありません。

「どちらがゲーム機として優れているか」ではなくて、「PCとPS5は全然違う」ということです。

そもそもPCはゲーム機である以前に汎用コンピューターなので、ゲームで遊ぶ際の使い勝手はPS5とは大きく異なります。

そのことを、実際にPCとPS5の両方でゲームをしてみて、身を以て理解しました。

だから、PCにとって代わられることでPS5がオワコン化するという以前の自分が持ってた考えは、やっぱり違うなと思い直しました。

10年後、20年後ぐらい先の未来だと分かりませんけどね。少なくともPS5世代においては、PCとは違う立ち位置をしっかり確保できると思ってます。

 

まとめ:PS5はオワコンではありませんでした。手のひらクルッ

今回の記事で言いたかったのは、

  • 「PS5はオワコン」そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
  • でも違いました。品薄が解消されたし、実際に使ってみたら良いハードでした。高スペックPCを要するようなゲームが快適に遊べます。

というところです。

 

品薄の時期が長かったので、PS5のイメージが悪くなってる人も多いと思いますし、今でもPS5はオワコンという意見も世間ではあります。

でも、ハイエンドなゲームがしたくてPS5が気になってるなら、悪いイメージに影響されるのはもったいないです。

もちろんPCという選択肢もあるし、PCにはPCの利点がたくさんあります。今回は本題ではないからPCの具体的なメリットには触れてませんけど。

ただ、PS5の品薄が解消した今、改めてフラットな目でPS5というものを評価した上で、判断するのがいいと思います。

以上です。

 

YouTubeチャンネルもやってます!