住んでみてわかった、札幌のいいところ(札幌歴1年4か月目の所感)

札幌に住み始めて現在1年4か月目ぐらい。そのぐらいの期間実際に札幌に住んでみることで、住む場所としての札幌の良いところをたくさん感じている昨今です。

それ以前も観光先として札幌は好きだったし、移住直後も「あの札幌にマジで住んでしまっている!」という初期衝動的な喜びはあったものの、そういう初期衝動は当然ながら時間が経つほど薄れていく。まだ初期衝動の残滓みたいなものは割と残っているけれど、それでもやっぱり薄れてきている。

でも一方で今は、じんわりと着実に自分の中に堆積していく形での、札幌に住んでいることに対する静かな喜びを日々積み重ねている感覚がある。

 

住んでみてとても実感している札幌のいいところを超要約して一言にまとめると「とにかく便利。にも関わらず生活費が安い」となる。これがとにかくすごい。

利便性と生活費の安さを1つの理由にして札幌へ移住したのだけど、安さも利便性も事前予想を超えている。実際に住んでみることで身を以て実感できた。

本来はトレードオフの関係になるはずの「安さ」「便利さ」を両立してしまっているのがヤバい。反則だろ。安いのであれば不便なのがあるべき姿なはずなのに、札幌はそんなあるべき姿を完全に無視してくれている。その我が道を行くスタイルがカッコいい。素敵。

 

まあ僕が気にしてない部分で不便さがあるからこその安さではあるんだろう。雪の辛さ、冬の寒さ、本州から離れている(特に東京からの遠さ)あたりかな。

そういう不便さがあまり気にならない自分が幸いし、札幌は僕の理想郷になりつつある。

ぶっちゃけ腰掛け気分だったけど、本腰を入れてここをワシの第二の故郷にする発想が脳内で芽生えている。ここ1,2ヶ月ぐらい。

 

生活費の安さについて

家賃

超安い。ホームズなどで確認されたし。

冷房代

ほぼゼロ。札幌も最近は暑くなったというけれど、東京の真夏にうんざりし尽したワシから言わせると、かなり涼しい。小型扇風機1つでどうにかなる。

都心部でも家賃が安いので、車が無くても余裕で生活できる。

暖房代もたいしたことない

札幌というと「冬の暖房代がヤバい」というイメージがあるかもしれないし、人によってはその通りかもしれないけど、鉄筋賃貸1人暮らしをしており「寒ければ厚着をすればいいじゃない」と思ってる僕からしたら、全然たいしたことない。

東京の真冬にエアコンを使う電気代とたいして変わらない。

100歩譲って多く見積もったとしても、せいぜい冷房代の減少分との相殺程度。

 

便利さについて

徒歩でヨドバシカメラ、駿河屋、まんだらけに行ける。移住前だったら電車を乗り継ぎ片道1.5時間700円を掛けて秋葉原まで行かないとそれらのお店を楽しめなかった。

あと、徒歩で湘南美容外科やメンズTBCにも行ける。ひげ脱毛、VIO脱毛、眉毛脱毛などをしつつ、AGA予防でお世話になっている。移住前だったら電車を乗り継ぎ片道1時間500円ぐらいかけて新宿まで行かなければならなかった。

人が多すぎてゴチャゴチャしているあの新宿まで、時間と金を使って行くのはかなり面倒くさかった。それが今では、札幌の整った街並みを散歩しながら堪能している間に到着する。

ほら見てくれよこの差を。生活の質に雲泥の差がある。

 

日本有数の大都市なので、仕事もたくさんある。「札幌は仕事が少ない」という声を耳にしたこともあるけど、それは前提として「東京と比べたら」に過ぎない。東京と比べたら大阪ですら仕事が少ない。

そういう言説に惑わされず常識で考えれば、札幌に仕事なんか大量にあるに決まってる。人口190万人の大都市なんだから。

幅広い雇用形態、業界、職種の仕事がある。札幌で仕事がないと思う人は東京基準で考えてるか、自分の能力に対して高望みしている。

 

もっと色々書くつもりだったけど、お腹が空いてきたのでこのあたりで終える。

とにかく、札幌生活1年4ヶ月現在、初期衝動の喜びに代わり、じっくりコトコト煮込んだ喜びが日々大きくなっている。という日記でした。