僕は1年4か月前に札幌に移住したのだけど、その理由は多岐に渡る。
- 元から札幌が好きで、一度住んでみたかったから。
- 雪国だし寒い札幌に住むなら少しでも若いほうがいいから。
- 大都市の間近でも家賃が安い。
- 大都市の間近に住めるから超便利。
- 自然が豊富。
- 仕事が豊富。
- 飯が美味い。
- 真夏の暑さを和らげられる(寒いのより暑いのがとにかく苦手)
など。
ただ、それ以外の、少し観点の違う移住理由として「生き方を変える手段として」というのもある。
東京サラリーマン街道の限界
振り返ると、東京サラリーマン街道に色々と限界が来ていた。時期によって波はありつつ、全体的にけっこう意識高くやってたものの、36歳の頃には漠然と「ワシの人生、このままだとこのままだな」と悟った。「これ以上この生き方を続けても日々の楽しさが緩やかな右肩下がりになるだろうな」みたいな感じ。
今まで自虐的に「ワシはダメ人間です。社会不適合者です。サラリーマンできません」みたいなことを言ったこともある気がするし、そういう面があることは1ミリも否定できない。
でも人間は複雑で多面的なんだ。ワシはダメ人間な面がある一方で、むしろ優秀な社員として働ける面も併せ持っている。
僕の発信を見てる人なら例外なく納得するだろうけど、僕ってけっこう頭が回るし、人に何かを説明するのが得意。今はただ雑記を殴り書きしてるだけだけど、仕事みたいに具体的な相手がいて、具体的な目的もある状況での説明が得意。
一方で、集団の中にいるとそれだけで息苦しくなるし、意味を見出せない指示や規則に従おうとすると横になりたくなる病を患ってる。就業時間を守れないしスーツも着れないから、昔ながらの大企業は無理でベンチャーに転職したりしてた。
みたいに、向いてる面と向いてない面を併せ持ってる。それは誰もがそうだろう。今書いたのは僕の場合の具体例の1つに過ぎない。全て挙げたら高さ1mの箇条書きになるので省く。
若いうちは向いてる面のほうが強く出てたけど、歳を重ねるほど向いてない面によるマイナス影響が大きくなってきて、行き詰まり感が強まり、「もう、この人生ルートはここまでだな」と36歳ぐらいの頃に悟るに至った。
で、じゃあ今後はどうしようかなと考えたときに、「東京を脱出して、もっとスローに、自分の好きなことに時間使う生活にシフトしたい」と思った。
ここで言う東京とは、東京都だけを指しているのではなく、いわゆる東京圏。東京寄りの神奈川・埼玉・千葉も含む。
東京脱出スローライフしたいと思った理由
だんだん書くのに疲れてきたしお腹が空いてきたので、箇条書きでざっと書いていく。
- 過去に約1年ちょい名古屋に住んだことがあり、すごくよかった。「あ、俺って東京より地方のほうが向いてるのかも」と思った。街が広くて人も少なくて、感覚的な話だけど仕事最優先な空気も薄く感じた。その空気のほうが身に馴染んだ。
- 会社が東京にあること以外に東京に住んでる理由がない。東京圏の好きなところは特にないけど、嫌いなところはたくさんある。
- よく考えたら、俺って家でゲームしてアニメ観て読書して散歩してたら楽しい人間だったことを思い出した。学生時代はそんな日々だった。それ以外の金を使う遊びにあまり関心がない。頭が良くて仕事ができてしまうから、いつの間にか東京エリートサラリーマン街道に乗ってたけど。
- 世間より自分を上に置いてるから、世間体ランクとか社会的ステータスみたいなのはもう落ちていいやと思えた。それより自分が自分の生活に納得できることのほうが優先と判断した。
で、東京を脱出した先に住む場所はどこにしようかと考えた結果、冒頭に書いたような理由があり、札幌へ移住することになりました。おわり。