札幌へ移住することに対して、雪と寒さへの不安にどう対処したか

僕は2021年12月末に東京圏から札幌へ移住した。移住前は36年間ほぼずっと神奈川、東京、埼玉に住んでいたので、雪国経験は一切なかった。

約1年ちょいほど名古屋にも住んだ経験はあるけど、いずれにしても雪国ではない。

だから札幌への移住となると、雪はもちろんとして、寒さへの不安もあった。

これら不安へどう対応していったのかを、当時を振り返りながら書いていく。

 

正攻法で真面目に不安へ対処するなら、実際に真冬の札幌に一定期間住んでみる、という方法があるとは思う。

でもそれってすごく難易度が高いことではある。

移住前の自分はフルタイムの会社員として働いていたから、長期の休みを取るのがそもそも難しい。

1週間ぐらいなら調整の上で有休を使いビジホに連泊すればどうにかなるかもしれないけど、たかが1週間で札幌の雪と寒さに耐えられるのかを確認するのは無理だと思えた。急な環境変化に心と体が追いつかず、「はい、無理。移住やめた」となる結果が目に見える。

せめて1か月は体験してみたいけど、会社員をやりながら1か月も休むのは不可能だった。

僕の場合、移住をする際に会社も辞めるつもりだったから、先にさっさと会社は辞めて身軽になってから、1か月の体験移住をしてみる選択肢もないことはなかった。でも、もう色々と面倒くさいなと思ったのが正直な気持ちではある。

金も時間も掛かるし、1か月間の住まいを確保するのも面倒くさい。

あと、移住を検討していたのが8~10月頃だったから、真冬を体験しようとしたら数ヶ月も待たないといけないのも時間がもったいなく思えた。

 

ということをごちゃごちゃと考えた末に、「190万人もの人が生活している大都市札幌なんだから、俺だって住めるに決まってる。人間はだいたいのことに慣れるものだから、雪も寒さも慣れるに違いない」という楽観的結論(≒開き直り)に至った。

 

これが僕の、雪と寒さに対する不安への対応だ。

不安を解消するための具体的な対策を知りたくてここまで読んでしまった人は、僕に対して石を投げたいだろう。すみません。

でもね、別に僕はふざけて書いてるわけではない。過去を振り返りながら事実をそのまま書いているまで。

寒さに対しては事前にダウンジャケットを買ったりヒートテックを買い増ししたりはしたけど、そんな話はどうでもいいじゃないですか。誰でも思いつく。

もちろん人によるけど、僕の場合、取り立てて寒さに弱いことはないし、体力も人並みよりちょい上程度にはある自信があるから、だったら大丈夫だよね、という考え。

 

寒さや雪にいくら慣れたとしても、東京のほうが住みやすいから移住しなければよかったと後悔する不安もあったけど、もうやってみないとわからないからね。

自己理解を踏まえて事前に予測することは賢い生き方ではあるけど、事前予測にも限度があるから、結局のところ、やってみないと最終的にはわからない。

大前提として、札幌に移住してみたいという気持ちがあるわけで、その気持ちを、不確かな事前予測で潰したくなかった。

移住した結果、「寒いし雪が辛くて無理だ。移住しなければよかった」と後悔したとする。でも一方で移住しなかった場合、死ぬ瞬間に「あーあ、若いときに思い切って札幌に移住してみたら面白かったのかもなあ。もしあのとき移住したら、どんな人生になってたんだろうなあ」と後悔するはずだ。

どちらの後悔をしたくないかといったら、当然、死ぬ瞬間の後悔だよ。

だったらもう、移住するよね、ということだ。

 

すごく納得できるでしょ。参考にしてください。