雪虫の大量発生が辛い札幌での日々を満喫中

最近、札幌にて雪虫が大量発生している。

以下のようなニュースになるほどだ。

 

どうやら夏が暑いと大量繁殖するらしい。

昨年は経験した記憶がないのだけど、それは昨年の夏が比較的涼しかったからだろう。一方で今年の夏は観測史上最高に暑かったようなので、その結果の雪虫大量発生。

 

エアコンがない環境での暑すぎる夏をようやく乗り越えたと思ったら、今度は雪虫の大量発生かよ。

で、雪虫がいなくなってきたと思ったら、今度は雪が降ってくるわけだ。

雪はけっこう好きなのだけど、今の僕は自転車に乗りたいのだよな。サイクリングしたい欲求が強い。そうなると雪も困る。

 

身体が白くてふわふわしているから「雪虫」と呼ぶらしくて、ならけっこう可愛い見た目なのかと言うと、全くそんなことはない。普通に虫。アブラムシ。

すごく脆い体をしており、少し触れるだけで潰れてこびり付く。だから服についた奴を手で払うと、虫の死骸の跡が服に付いて気持ち悪い状態になる。

髪の中にも紛れてくるし、目や口や鼻にも入ってくる。既に雪虫を5匹ぐらいは食べてると思う。

つい先日に自転車を購入し、「よーし、これで雪が降るまで秋の札幌をサイクリングして楽しんじゃうぞー!」と意気込んでいたというのに、自転車どころかただ外を歩くだけでも辛い。

まだ自転車で外を一度しか走れていない。一度走った際、人生で経験したことがないほど服が虫だらけになって気色悪すぎた。雪虫が収まるまで自転車なんて絶対に無理。若干のトラウマにすらなった。

自転車に乗った日はゾワゾワしながら帰宅して、部屋に入る前に服や髪を払いまくり、屋内駐輪している自転車の車体も確認したつもりだけど、払いきれてなかったようで部屋の床に雪虫の死骸が散らばってた。壁にも何匹かいた。最悪だ。

 

エアコンのない暑い夏→雪虫大量発生→豪雪 のコンボが辛い。サイクリングしたい。

はー、辛い。試される大地に試されている。

 

快適に過ごせる時期が東京と比べてだいぶ少ない。

東京と比べて気候的に快適なのは6,7,8,9月。しかし賃貸にエアコンが普及してないので、エアコンがないと7,8月は東京よりむしろ辛い。となるとつまり、東京より快適なのは6,9月の2ヶ月だけとなる。

 

まあ、いいのだけど。そういう環境の違いを自分の体で体験して味わってみたいという考えからの移住だから。

東京から札幌へ移住するというときに、気候面での利便性なんて最初から全く求めていない。むしろ気候面はトータルで大変になることはわかっている。

トータルでは大変になるけど、一方で雪の世界を楽しんだり、-10℃以下の寒さを楽しんだり、東京より1ヶ月遅い桜を楽しんだり、東京より1ヶ月早い紅葉を楽しんできている。

新しい環境で新しい経験をして、色々大変に思いながらも、なんだかんだでその経験そのものを体験として楽しんでたりはする。

とはいえ、雪虫の大量発生については「未知の体験として面白い!」は無い。ただ純粋に辛いし気持ち悪いから、早く収まってほしい。

そして雪が降る前にサイクリングしたい。そう思ってる日々。