本当に欲しているのは「自由」ではなく「生きる意味」

会社を辞めたはいいけど、自由を持て余して虚無になってまた同じような労働に戻ったり、鬱になってかえって元気を無くす人をけっこう見てきた。
僕もそういう時期があった。

自分の場合を振り返るとその理由は、
本当に欲しているのは「生きる意味」であり、価値を感じない労働に束縛されすぎる日々に生きる意味を見出せないことが辛さの本丸なのに、忙しくて自由の少ない日々の中で自らの欲求を「自由になりたい」「働きたくない」と勘違いして、会社を辞めることをゴールに設定していたから。

青臭く聞こえるかもしれないけど、人間とは生きる意味を求める生き物だ。
それは歴史や文明が証明している。

「自分は生きる意味を欲しているのだ」と自覚して、何か好きな事に打ち込むとか、大組織の歯車になって意義を感じないことするのではなくて小さくても社会に直接影響を与える仕事をするとか、そういうことを考えるのが欲求への対応になるのだと思う。
会社を辞めることばかり考えるのではなく。