人生観

僕がフルタイム正社員のサラリーマンを辞めた理由の根幹にあるものは、

「週5日も朝から晩まで他人に管理されて時間と場所と言論の自由を失い、好きでもない行為をやらされたら一度きりの自分の人生が消える」

という世知辛すぎる現実から目を背け、消費者的快楽で騙し騙し生きていく状態が限界に達したため。

人生経験を重ねていき、生命的に老化もしていく中で、このまま「ただ生きているだけ」の満たされない状態を消費者的快楽で騙しながら80歳まで生きるより、好きなことしながら好きに生きて社会的に失敗して50歳で詰んでも別にいいよなって思った。

別に長生きすることそれ自体が目的でもない。
どうせ人間はいつか死ぬし、いつ死ぬか分からないし、死んだら終わり。
安全圏に留まりながら悶々と30年長く生きることに意義を見出せなくなった。

まあ、好きなことを追求していく過程で予測不可能な状況が展開していき、人生を詰むなんてことにはならないのではないか、とも思っているが。
むしろ週5日も朝から晩まで嫌々働き続けるほうが、何も展開しないままひたすら生命的に老化していきどんどん詰んでいくようにすら思える。

ということでたいした見通しもないままフルタイム正社員の会社を辞めて、縁もゆかりもない札幌へ移住もして、好きに生きてたらYouTubeやブログや本で最低限の生活費ぐらいなら稼げるようになり、新天地札幌での縁も生まれて結婚して、今度は夫婦で関東へ移住予定。

今後もなんの経済的保障も人生計画もない。
YouTubeとブログは飽きてきた。
本はどんどん書くつもりだけど、それで生計が立つかは未知。多分無理。
食の自給に関心があるので農作業はやる。

まあでも、色々やっていけば色々なことが予測不能に起きて、なんやかんやあって楽しんだり苦労したりしているその日々自体を一度きりの人生として味わい、そして死んでいけばいいやっていう開き直った人生観。
開き直らないと無常すぎる人間の人生なんてやってられない。