お金よりも、自由に使える時間のほうが大切。僕はそういう価値観で生きている。
つまり、お金のために労働する時間を極力減らして、毎日好きなブログや動画を作ったり、読書したり、ゲームしたり、映像作品を観たり、友達と遊んでいたい。
その生活を実現するためにも、お金は本当に必要なものにだけ使っている。
今まで生活費は、毎月9万円~11万円の範囲に収まっていた。平均するとざっくり10万円。
でも今月(2023年9月)は、月の生活費が約8万円にまで下がった。
正確に言うと80,916円。8万円は若干超えているけど、約8万円と言ってしまってもいいとは思う。
前々から「月の生活費を8万円に出来たら、より一層ライスワークをせず好きなことばかりして過ごせるなあ」とは思っていたのだけど、8万円を目標にすると色々な部分で我慢が必要になり、辛くて無理だった。
日々を楽しむ手段のための節約で、逆に日々が苦しくなる本末転倒状態に陥ってしまう気がしていた。
でも今月は、8万円を目標にしていたわけでもなく、気付いたら約8万円で着地していた。
多分、最近は生活がシンプル化したことが理由だと思う。それについては以下に書いた。
前置きは以上にして、今月の約8万円に着地した生活費の内訳を共有していく。
生活費を下げたい人にとっての、1つのサンプルにでもなればと思う。
生活費の全体
全体は以下表の通り。
以下、表の各項目について具体的に書いていく。
衣
服:1,000円(月額換算)
服のみではなく靴など身に付ける物全般を指している。
実際は今月は何も買っていないので、今月の服代は0円ではある。
でも、過去に購入した服を消耗させながら生活しているわけなので、減価償却的な考え方で月額1,000円を計上している。
以降も「月額換算」というのが出てくるけど、考え方は同じだ。減価償却的な考え方をしている。
基本的に服はユニクロのスポーツウェアっぽい物ばかり着ている。
スポーツウェアとして作られているのかは不明だけど、ラフにスポーツする程度なら使えそうな服のこと。
シャツは1,000円、ズボンは2,000円ぐらいで買えるようなやつ。余計な装飾がなくて動きやすい服が好きだ。
そういう服を何年か使ってから買い替えるサイクルで生活している。
ファッションに関しては、明らかにダサかったり不潔感がある状態さえ避けられれば何でも良い。
ちゃんとサイズが合ってる黒や紺やアイボリーの無地のスポーツウェアっぽい服であれば「これから運動でもするのかな」みたいに見られるだけで、ダサくはないはず。
それに気軽に洗濯も出来るので清潔だ。
とはいえスポーツウェアっぽい服だけだと困る場面も出てくるので、チノパンや普通のTシャツ、上着なども数着だけ持っている。
靴も、黒くてシンプルで軽くて歩きやすくて洗いやすい物をてきとうに買い、裏がすり減ってきて滑るようになるまで履いてから買い替えている。
散髪:2,000円
2,000円の店で1ヶ月に1回ぐらいの頻度で髪を切っている。
1,000円カットという選択肢もある中でなぜ2,000円の店へ行くのかというと、僕が利用している店は2,000円でシャンプーリンス、顔そり、眉毛整えもしてくれて、散髪の腕も経験範囲内では1,000円カットより丁寧に切ってくれるため。
そこに+1,000円の価値がある。それら施術により見た目のみではなく心も整う。
世の中には節約のためにセルフで髪を切ったり、バリカンで丸坊主にしている人もいると聞く。
でも僕はもちろんセルフで散髪するスキルなんて持っていないし、丸坊主にもしたくない。
服に関して「明らかにダサかったり不潔感がある状態さえ避けられれば何でも良い」と書いた通り、外見に無頓着なわけではない。
特別なこだわりはないけど、普通程度にはしておきたい。
食
食事:14,411円
食事は基本的に自炊で、普通に食べるのはほぼ夜のみ。
小腹が空いたら昼にバナナ、納豆などを食べたりはしている。
夜の食事は9割が以下の中から構成されている。
- 玄米
- 卵
- 納豆
- 豆腐
- 鶏もも肉
- 鶏のささみ
- 豚肉細切れ
- 鯖の缶詰
- キャベツ
- 味噌汁
- わかめ
- ゴマ
- 海苔
- 蕎麦
主食は玄米の日が8割、蕎麦の日が2割。
肉か魚か卵はいずれか1品付ける。
納豆か豆腐も2日に1回ぐらい付ける。
キャベツは電子レンジで蒸して味噌汁の中に入れる。ゴマとわかめも味噌汁に入れる。
これが夕食。もちろん例外な日もあるけど、9割はこんな感じ。
我ながら健康的だと思う。自称完全栄養食。
ちなみにカロリーなんて一切気にしていない。
1日1500キロカロリーに届いていない可能性もあるけど、そもそもカロリーの概念を信じていない。
でも痩せ細ってることもなければ太っていることもなくて、自分本来の体重をずっと維持できている。
お腹が空いたら必要十分と感じる程度に食べており、それで何年も風邪すら引いていない。
サプリメント:700円(月額換算)
サプリメントは以下を飲んでいる。
100日分で2,200円なので、1ヶ月あたり約700円。
正直言って自覚できるような効果なんて感じないし、食事で必要十分だとも思っているけど、おまじない的に惰性で続けている。
いずれ飲むのをやめるかもしれないけど、とりあえず今は飲んでいる。
住
家賃:38,000円
家賃、管理費、その他諸々の費用(家賃保証会社費用、町内会費など)、水道代、ネット代込み。
札幌なのでこの家賃でもそんなに不満はない。
札幌は日本の大都市の中でもかなり家賃が安いほうだ。
ただし札幌ではエアコンが賃貸に普及しておらず、僕の住んでる物件にもエアコンがない。
それは正直かなり辛くて、引っ越しを考える一因にはなっている。
電気:3,035円
だいたい毎月このぐらい。
節電的な何かは特に意識していない。
強いて挙げるとしたら、トイレの便座を温める機能をオフにしている程度。
あとは、使ってない電気は消すという当たり前なことを常識の範囲でしているのみ。
1日平均で5時間ぐらいはデスクトップPCと27インチモニターを使っている。
また、1日平均2時間は48インチ有機ELテレビも使っている。
その結果、だいたい毎月3,000円前後。
ガス:1,523円
都市ガス物件に住んでおり、だいたい毎月2,000円前後。
風呂はシャワーのみで、毎日1回は火を使った自炊をしている。
その他必需品
Amazonプライム:500円(月額換算)
年間プラン5,900円にずっと加入している。いつから加入しているのか覚えてないぐらい昔から。
年間5,900円、月額換算で約500円と言うと地味に高い気もするけど、配送料無料とAmazonポイント追加加算で完全に元は取れているのでいい。
プライムビデオなどの娯楽目的ではなく送料無料とポイント増額目的での加入なので、生活必需品に分類している。
スマホネット回線:1,000円
マイネオの「マイそく」というプランに加入している。
速度は1.5Mbpsで遅いけど容量に制限がないという変わったプラン。
僕はYouTubeなどの動画コンテンツを外で長時間に渡って再生し続ける習慣がある。カフェで視聴したり、歩きながら音声だけ聞いたりなど。
速度は1.5Mbpsで必要十分ながら、容量が5GBとかだと足りない。だから「マイそく」に加入している。
歯医者:800円(月額換算)
3ヶ月に1回、歯の定期健診とクリーニングをしている。
それが約2400円なので、月額換算で800円。
歯は大事なので、ちゃんと診てもらうようにしている。
日用品:1,187円
シャンプー、リンス、ボディソープ、歯ブラシ、歯磨き粉、デンタルフロス、食器洗い洗剤、洗濯用洗剤、ティッシュ、ゴミ袋など。
そういうもので、月に1,000~2,000円程度使っている。
交通費:420円
基本的に移動は徒歩だけど、月に何度かだけ電車やバスに乗ることもある。
強めに雨が降っていたり、歩きすぎて疲れてしまった場合など。
なので毎月数百円ぐらい。
AGA予防薬:1,500円(月額換算)
AGAというのは、男のハゲのこと。
男の多くが歳を取るとハゲる原因は既に科学的に判明しており、その原因に手を打てる薬もある。
その薬代が年間18,000円、月額換算すると1,500円。
僕はまだ全然ハゲていないけど、遺伝的に今後一気にハゲる確率が濃厚だ。父も父方の祖父も母方の祖父も2人の叔父も皆ハゲている。
でも僕はハゲたくない。ならば予防するしかない。そのためには薬だ。
「フィナステリド」という、ハゲる原因を抑制する成分が入った錠剤を湘南美容外科で買い、自分で勝手に半分に割って飲んでいる。
つまり本来は半年で18,000円なのだけど、半分にしてるので費用も半額になっている。
半分の含有量でも効果があることは日本皮膚科ガイドラインで確認したので、問題ないと勝手に判断している。
安易にミノキシジルの内服を推奨してくるようなクリニックの処方なんかより、研究結果として報告されてることのほうが信頼できる。
遊び
YouTubeプレミアム:1,300円
広告なしでYouTubeとYouTube Musicを使うために加入している。
特にYouTube Musicにおいて広告がないのは便利で、それだけのために月1,300円を払う価値はあると思っている。
YouTube MusicでAIが自動的に選曲してくる曲を延々と流し続けるのが好き。
自分の好きな曲を起点に「ラジオ再生」という機能を使うと、その曲が好きな人の好みに合いそうな曲を精度高く次々と再生してくれる。さすがGoogleだ。
ここ何年かは、新しい曲の発掘はYouTube Musicに完全に依存している。
U-NEXT:2,200円
U-NEXTって他のサブスクサービスと比べて料金が高いので、長いこと使ってなかった。
基本はAmazonプライムビデオで、スポット的にdアニメストア(昔の名作アニメ目的)やNetflix(オリジナル作品目的)にも加入する体制だった。以前までは。
でも試しに無料キャンペーンでU-NEXTを使ってみたら、気に入ってしまった。
U-NEXTの何が良いかという2つあって、
- 作品数が多い
- HBO作品を独占している
動画コンテンツのサブスクサービスって、もう基本的な使い勝手の面では成熟しており、今は作品数で勝負するか独占作品で勝負するかの2方向しかない。
そして、そのどちらもU-NEXTは良い。
dアニメストアにしかないと思い込んでいた昔のアニメが、U-NEXTにもかなりあることを発見した。
そして独占配信でHBO制作ドラマがある。ゲームオブスローンズやバンドオブブラザースなど名作が多い。
ということで、月額料金が高いU-NEXTを普段使いするようになってしまった。U-NEXTの魅力に屈服して財布の紐を開けた。
本:0円
本は月に8冊ぐらい読むけど、図書館で借りることが大半だ。一部は古本で買うこともある。新品では滅多に買わない。
今月は全て図書館だったので0円。
月に平均すると、ざっくり200円ぐらいだと思う。たまにブックオフで100円~300円程度の小説を買うこともある程度。
ゲーム:1,940円
Switchのゲームを新品で5,300円で買い、クリアして3,600円で売った。
あと240円のインディーゲームもSwitchで買った。
売却額を引いて、合計1,940円。
月によって0~5,000円の幅で変動して、平均すると3,000円ぐらい。
カフェ:1,800円
カフェと言っても、マクドナルド、サイゼ、ガストのみ。
家とは違う場所で作業したり、読書したり、ぼーっとして気分転換する時間が好きなので、そのための費用だ。
場所は正直どこでもいいので安いところしか行かない。
マックだとコーヒー1杯130円(クーポン利用)。サイゼだと100円ワイン2杯で200円。ガストだとポテト300円とセットドリンクバー220円(クーポン利用)で520円。
今月は1,800円で、毎月だいたいぐらい。
交際費:5,200円
人と遊ぶために使うお金は「交際費」として計上しており、今月は5,200円だった。
今月はけっこう高いほうだった。平均すると月3,000円程度。基本的には1人で遊んでるか、地元の友達とオンラインで遊んでいる。
今月は父親が札幌に来て球場で一緒に野球を観たので、やや遠い球場までの往復の交通費が発生した。チケットは父親の奢り。
あとは札幌で知り合った友人とお茶をしたりご飯を食べたり。
そのご飯は食費ではなく交際費に含めている。食べることが目的ではなく、一緒に楽しむことが目的なので。
お菓子:2,400円
現在の僕の家計簿における唯一の無駄であり無くしたいもの。それがお菓子。
今月は2,400円分も食べてしまった。
お菓子はやめようと何度も試みており、しばらくやめられて0円のときもあれば、今月のように2,000円以上も食べてしまったりもする。
何を買ってしまうかというと、ポテチ、ポッキー、きのこの山などの、どこにでも売ってるような定番のお菓子。ああいうの好きなんだ。残念なことに。
金がもったいないし、せっかく超健康的な食生活を送っているのにお菓子で相殺されてしまうので本当にやめたいと思ってる。
でもそれは本題ではないので置いといて、支出としては今月は2,400円。これが無ければ8万円を切れた。
今後の改善点
月に約8万円の生活費内訳は以上。
生活費を下げたい人にとって、1つのサンプルとして何かしら参考になる部分があればと思う。
また、今後に向けた課題は以下だと考えている。
- 効果が不明なサプリが本当に必要なのか改めて判断する。
- エアコンがある賃貸に引っ越したい。その際、今より家賃が高くなる可能性がある。札幌外も含めて引っ越し先を幅広く検討中。
- お菓子をやめる(金だけではなく健康のためにも。健康が何よりも大切)。
冒頭に書いた通り、金のためにつまらない労働をなるべくしたくないので、削れるところは今後も削り、本当に必要なことにだけ金を使う方針で今後も進化させていきたい。
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