僕は月の生活費が約8万円ぐらい。
以前は月10万円は掛かっていたのだけど、低コスト生活を続けるにつれて「足るを知る」的な心境に至り、そしたらいつの間にか月8万円ぐらいで生活できるようになっていた。
そんな僕が思う「節約するための考え方」でも書いてみる。
節約のための具体的なノウハウみたいなものではなくて、考え方。
僕はどういう考え方をしながら月8万円で生活できているのか、それを書いてみる。
節約する目的を明確にする
超大前提として、節約それ自体は目的ではない。何かしらの目的があり、そのための手段として節約をすることになる。
であれば、そもそもの目的は何かという話になる。
その目的が明確で、かつ自分にとって大切なものであれば節約はできる。
逆に言えば、目的が不明確であったり、明確ではあるけど自分にとってあまり重要なことではなければ節約できない。
なんかもう、節約するための考え方の9割は書いた気がする。
明確で重要な目的があるかどうか。これに9割尽きる。
僕の場合、節約の目的は「自分の自由に使える時間をなるべく多く確保する」。
とにかくのんびりと好きにぶらぶらしながら生きていたい人間なので。
日本の世間みたいな場所から距離を取り、騒がしい場所からも距離を取り、気ままに静かに好きにしていたい。
そうしているためにも、僕にとっては「自分の自由に使える時間をなるべく多く確保する」というのはとても重要であり、明確でもある。
だから、そんな重要で明確な目的を達成するためにも、手段である節約も「しっかりやっていこう」と思える。だから節約できる。
「自由時間の確保」と「節約」の因果関係は以下。
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節約する
↓
稼がなければいけない金額が減る
↓
働かなければいいけない時間が減る
↓
自由時間が増える
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ここまでを読んだ人の中では、もしかしたらこう思った人もいるかもしれない。
「別に節約しなくても、時間当たりの稼ぎを増やすことでも自由時間を増やせるよね」と。
それはその通り。
でも僕の場合、資本主義社会でお金を稼ぐことに向いてないと自己分析している。
世間で人気なものはたいてい嫌いというひねくれた性格をしているからだ。
あと、世間が苦手なのであまり世間に深入りしたくない気持ちもある。
広い世間のうち、自分が興味を持てるごく一部のニッチな世界に閉じこもり、その範囲でモソモソと何かしていたい。
そんな僕にとっては、この資本主義社会においてお金を稼ぐよりも、お金を使わないほうが楽なのだ。
難易度的に楽だし、気分的にも楽。稼がないといけないと考えると気が滅入る一方で、月8万円で生活することを考えても「その対価として自由時間が増えるなら全然okっす」と感じる。
「お金を稼げないのなら、使わなければいいじゃない」というところだ。
ということで、僕の場合は「なるべく多くの自由時間を確保する」という重要かつ明確な目的があり、その手段として節約をしている。
そんな感じで、とにかく目的をハッキリさせることが節約するための超大前提で、になる。
「金を使って得られる楽しみ」と「その分を稼ぐ労力」を天秤に掛ける
たとえば1000円使って外食をしたくなったとする。
その外食をして得られる楽しみは、果たして1000円稼ぐ労力に見合うのかを天秤に掛けて、稼ぐ労力のほうが上回ると思えるなら使わない、という考え方を僕はしている。
たかが1000円程度、普通の大人なら1時間も掛からず稼げるだろう。学生のバイトでも時給1000円で1時間で稼げるだろう。
僕もアルバイトでもすれば1時間で1000円稼ぐことはできる。
でも、その1時間が嫌なのだ。
美味すぎるしネタが大きい割に価格が低い回転寿司のトリトンへ数か月に1回ぐらいの頻度で行き、美味すぎる寿司を満腹になるまで味わって幸せに浸る時間になら3000円までなら出せる。アルバイト労働を3時間するに値するほどの価値をそこに認められる。
でもそういう特別なものではない平凡な店への日常的な外食は、たとえ1000円であってもその分だけ稼ぐ労力に見合ってないので、全然行かない。
みたいなことは僕の場合の一例。
こんな感じで、何事においても「その金を使って得られる楽しみ」と「その分だけ稼ぐ労力」を天秤に掛けて考えている。
意識してそうしているというよりも、無意識にそう考えてしまう。
それだけ稼ぐことに向いてないし、金のために自由時間を失うことが自分にとって嫌なんだろうと思う。
「これに1000円使って得られる楽しさより、世間に属して1時間分の労働をする大変さのほうが大きいな。じゃあ使うのやめよう」などということを、日々の生活の中で反射的に考えている。
ちなみに、稼ぐ手段は別にアルバイト的な労働のみではない。
僕はこのブログやYouTube発信で月数万円程度だけど稼いでいるし、株式投資でも現時点ではそこそこ利益を得られている。
でもそれらはとても不安定なもので、確実に金を稼げるわけではないし、収益をコントロールもできない。
だから「好きでやってる発信活動で追加で1000円分稼げばいい」とか「投資で追加で1000円分稼げばいい」という思考にはならない。
確実に稼げる労働と天秤に掛けている。
「なるべく金を使わない」ではなく「金を使うことに優先順位を付ける」と考える
ここまで何度も「節約」という言葉を使ってきているけど、そもそも「節約」とはなんだっていう定義の問題に実は触れていない。
本来なら「節約」の定義をまず第一に明確にしてから話を進めるべきではある。
これがビジネスならそうしている。でも個人のカジュアルなブログだし、いきなり言葉の定義から入ると堅苦しくなりそうなので、あえて最後に回してみた。
そもそも「節約」とは何かというと、イメージとしては
「なるべくお金を使わないようにすること」みたいな感じになるとは思う。
でもこのイメージで節約に取り組むと、やっぱりしんどくなってくる。
いくら重要で明確な目的があったり、稼ぐ労力と天秤に掛けたりしたって、常に金を使うことに対して我慢していたら、ストレスが溜まり、どこかで限界を超えてしまいそうだ。
でも、そもそも「節約」とは、「なるべくお金を使わないようにすること」ではないんだよな。
正式な節約の定義は知らないけど、僕の中ではそうではない。
僕の中での「節約」とは、「お金を使うことに優先順位を付けて、優先な部分に必要な分だけ使う」的なイメージ。
だから、節約するといったときに、あまり我慢している感覚はない。全くないとは言わないけど、あまりない。
全ての部分で支出を減らそうとしているのではなく、自分にとって優先な部分では我慢せず使っているから、我慢しているストレスみたいなものが溜まらない。
僕の場合の例でいうと、
【優先順位が高いこと】
自由時間の充実度を上げてくれること
最近だと自転車を買った。快適に動画編集できるデスクトップPCも持ってる。有機ELテレビも持ってる。
必要以上に高機能なものではなく、必要な分だけの機能を備えた機器をなるべく安く買うようにはしてる。型落ちを中古で買うなど。
仲の良い人と楽しく過ごす時間に貢献してくれること
お茶をしたり、飲んだり。
その際、あくまで楽しみの主役は一緒に語らったりすることなので、高い店に行ったりはしない。基本的には誰かの家。
一緒に遊ぶゲームソフトを買ったり、久しぶりに会う友達へのお土産を買ったりなども、そこはケチケチせず使っている。
健康への投資
健康にマイナスになるような支出の減らし方はしないようにもしている。
例えば主食は基本的に玄米を食べている。白米より高いけど、そこをケチったりしない。
あと、ちゃんと魚や肉も食べているし、野菜も食べている。
添加物を徹底排除みたいなことまでは面倒くさいからやっていないけど、普通のスーパーで可能な範囲で健康は優先しているつもり。
歯医者へ定期健診も通っている。
【優先順位が低いこと】
上記以外の全て。たとえば以下など。
- オシャレをする。服なんて機能的に不足がなくて清潔であれば何でもいい。
- 広くて綺麗な家に住む。必要十分な機能があれば家もなんでもいい。
こんな感じの優先順位が自分の中でハッキリしているから、お金を使うのを我慢しているのではなく、お金を使うことをきっちり選んでいる感覚。
我慢ではなく選択なので、我慢できなくてつい使ってしまう、みたいなことはほとんどない。0とは言わないけど、本当に滅多にない。そもそも我慢している感覚ではないため。
そういう感覚にするには「節約」の意味を「なるべくお金を使わない」ではなく「お金を使うものに優先順位を付ける」と捉えればいいと思ってる。
以上。
何かしら役に立つ部分があったなら取り入れてみてください。
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