「会社を辞めたい」と「働きたくない」は別もの

「会社を辞めたい」からと言って、「働きたくない」とは限らない。

会社勤めは確かに辛いけど、その辛さは「仕事をすること」によるというよりも、「週5日間も朝から晩まで他人の管理下に置かれて時間と場所も拘束されて、たいして好きでもない事をやらされる」という自由の喪失によるもの。

だから「会社辞めたい」と「働きたくない」は全然別のものとして考えた方がいいと思う。
そこを区別せず「私は会社を辞めたい。つまり働きたくない」という自己理解になってしまうと、不必要に選択肢を狭めてしまう。

会社勤めは沢山ある働き方の1つでしかない。
それを辞めたいのなら「別の働き方をする」という選択肢だってあるわけで、「働かない」選択肢を目指すよりは自然だし難易度も低い。

それに大抵の人は働かない状態に本当になっても自由を持て余して虚無になり、何かしら仕事でもやりたくなるだろう。

会社を辞めるために働かない状態を目指すのは、問題に対する対策が飛躍している。
飛躍せず普通に働き方を変える事を第一に考えるのがいいと思っているし、僕はそうしている。