週5日労働してるから週5日労働が必要になる負の循環

会社員の頃は東京圏で一人暮らしでも月15万円は生活費が掛かっていた。
それでもだいぶ減らしたつもり。
ピーク時は月30万円使ってて、さすがに無駄遣いしすぎだと反省してミニマリズムを取り入れて、ようやく月15万円。

会社を辞めて札幌へ引っ越してからは、しばらく月10万円、その後8万円に自然と減った。
お金は暮らしに必要なモノを簡単に得る手段として非常に有効だけど、時間や心に余裕があり健康でもあればそもそも多くのモノを必要としなくなり、結果、月に8万円もあれば必要十分になった。

昔は一体何にそんなにお金を使っていたのかと思い返すと、

・週5日通勤するためのちゃんとした服装や革靴を余裕持って取り揃え、メンテナンスもする

・週5日も朝から晩まで働いてて時間がなくて自炊できないので毎日外食

・週5日も通勤するので駅近の賃貸

・「週5日も頑張って働いてるのだから自分へのご褒美が必要だ」という理屈でたいして必要でもないモノを買って散財
新車、バイク、家具、家電、アニメのBlu-rayBOX、ゲーム機などなど
(概してすぐ飽きて虚しくなるだけ)

つまり、週5日も労働することが原因で衣食住の全てと娯楽で多くのモノが必要となり、金を使いまくっていた。

ということは、週5日も労働しなかったら必要なモノが減り、つまり使う金が減り、週5日も労働しなくても生活できるようになるのではないか。
という理屈が成立する。
で、会社を辞めたら実際にそうなった。

その後、余裕ある暮らしの中でやりたい活動に打ち込んでたら少ないながら稼げるようになり、ますます労働時間を減らせるようにもなった。

生活のために仕方なく週5日労働してたはずなのに、週5日労働してることが原因で週5日労働が必要になる意味不明な循環にいつの間にか陥ってた。