よく読んでるなんて言えるほどは読んでないですよ。どこかでそう言ってたらすみません、おそらく教養ぶっただけです。
哲学界の大御所中の大御所(ソクラテス、プラトンみたいなレベル)の代表的な思想の本はいくつか読みましたけど、たいして理解度も深くないです。
半分ぐらいは「何言ってるんだかよくわかんねえな」と感じながらも、それでも読んでると勉強になるし、自分でも何かを考える際に参考になります。
「哲学者ってなんですか?」と問われると、哲学を研究している人って回答になります。
では「哲学とは何か?」というと、その問い自体がもはや哲学的なんですよね。
辞書的な正確な意味はググっていただくとして(多分、分かりにくいことが書いてあるだけですが。定義が曖昧な言葉なので)、僕なりの理解では、「正解のない問いに対して、常識と思われていることを鵜呑みにせず、1から自分なりに考えを深めていくこと。そしてその考えを言葉で表現していくこと」です。
「正解のない問い」とは、たとえば以下のようなものです。
- 人間が幸福に生きるために社会はどうあるべきか
- そもそも「人間」とは何者か
- そもそも「社会」とは何なのか
- 人生とは何か
- 死とは何か
もうちょっと足もとの例だと、
- 男女間で友情は存在するのか
- そもそも「友情」とは何か
- 学校教育はどうあるべきか
- そもそも「学校」どのような機関であるべきか
- そもそも「教育」とは何か
など。
「学校教育はどうあるべきか」という問いを考えるときに、「学校」「教育」の意味なんて普通は改めて考えないですよね。学校は学校だし、教育は教育です。
でもそこには、今生きてる国や時代の常識がどうしても無自覚に入り込んでます。
現代日本人だと、小学校に6年、中学校に3年、高校に3年、みたいな。無自覚にその制度を前提に学校教育のあるべき姿を考えるのは哲学的とは言えないです。
現代日本の教育制度を前提とせず、そもそも「学校」「教育」について1から考えながら、正解のない問いについて考えを深めていき、それを言葉にしていく。それが哲学であると僕は理解してます。
という話も「哲学とは何か」という正解のない問いについて自分なりに言葉で表現しているので、哲学的とも言えます。だからなんだって話ですが。
別に哲学という概念自体に僕は全然こだわりがないです。大学で哲学を専攻したわけでもないし、哲学の専門家でもないです。
学問的な関心はあまり持ってません。
ただ、自分の思考のクセとして「そもそも」を考える傾向があり、その傾向からか、自然と哲学っぽい物の考え方をしていたり、哲学者と言われてる偉人の思想に触れるのが好きだったりはします。
哲学って分かりにくさはあるものの、別に特別な営みではなくて、過去の人たちが自分たちの世界に対して「なんでこんなに世界はクソなんだ。もっとこうあるべきだ」と言ってきてる歴史です。超ざっくり表現すると。
以上です。ご質問ありがとうございました。
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