結婚についてのご質問へ回答

ありがとうございます。

結婚したのは「一生、一緒に生きていきたい」と思い、そのためには事実婚よりも「家族」という共同体になったほうが心理的にも制度的にも何かと生きやすいからです。

そんな普通の理由ぐらいしかありません。
僕って平凡な常識人ですからね。
世間一般の標準と比べると色々なことに対して改めて1から考えていきたくなる気質があるというだけです。
考えた結論として世間のマジョリティとは異なる結論に至る場合があり、世間に合わせるより自分の結論を大事にしているだけです。
本質的には平凡な常識人なので、ごく普通の理由で結婚もしました。

日本って、「家」という単位で最小の共同体が作られており、心理面でも制度面でもそれが基盤となって社会が構築されているんですよね。
そんな社会で生まれ育った僕としては、事実婚状態であるよりも正式な夫婦となり、2人で「家族」となったほうが、パートナーに対する健全な責任感や信頼感、1人ではない安心感が一層醸成される感覚があります。

他者の心理についても、独り身よりも夫婦でいるほうが地域に溶け込みやすいなどの恩恵があります。
事実婚状態よりも正式な結婚のほうが双方の親ともコミュニケーションしやすいですし。

制度については、言わずもがなですよね。
日本の行政は家族であることを意識的にも無意識的にも推奨しており、つまり色々と恩恵を得られます。

 

【心境変化について】
僕は以前は個人主義者として1人で気ままに生きていこうと思ってました。
あらゆる共同体に属さず、自分以外の何に対しても責任を負わず、ブラブラしていたいぐらいの気持ちでした。
だから家族にも何も言わず1人で縁もゆかりもない札幌へ移住しちゃったりもしました。
札幌でもなるべく共同体には属さず、大都会にて悠々自適な独身ライフを満喫してました。

しかし思い返すと、それは会社に飼われて自由を大幅に制限された状態にあることからの反動でしたね。
あと、サラリーマン労働で疲弊している中で母を失い、残された家族とも物事に対する考え方ですれ違いがあり、色々ともう他人や社会に対してウンザリしていました。

でもその後、会社からも地元からも離れて根無し草な個人として生き直してきた結果、共同体の大切さを実感しました。
僕は他者を支えることに意義を感じるし、他者から支えられないと生きていけません。

会社組織は相変わらず嫌いですが。
会社は機能集団として合理的に運営すべきなのに共同体として非合理的に運営され、労働者を搾取してくる場所なので、価値を再認識した共同体には含まれません。

また、自分以外の何にも責任を負わず気ままに生きる暮らしへの憧れみたいなものもサラリーマン時代は持ってましたが、実際にやってみて、自分はそんな生き方は別に望んでいないとも気付きました。

これだけ便利な社会において、自分1人だけでやっていくなら心身が健康である限り悠々自適になれるのなんて当たり前であり、憧れるほどのものでもなかったです。
その生き方に尊敬もしません。

以上です、ご質問ありがとうございました。

 

ありがとうございます。
とても温かいコメントをいただけまして嬉しいです。

ご質問への回答については、上記にて書けることは全て書いたつもりなので、そちらをお読みいただけますと幸いです。

ご質問ありがとうございました。